【二月の勝者に学ぶ】絶対に後悔しない塾選びのポイント

【二月の勝者に学ぶ】絶対に後悔しない塾選びのポイント

「中学受験は課金ゲーム」、「親はスポンサー」、「中学受験合格は、親の経済力と母親の狂気」と中学受験の実態をリアルに描き、ドラマ化もされる名作「二月の勝者」はご存じでしょうか?この記事は、「二月の勝者」の内容をきっかけとして、よくある受験の悩みについて、さまざまな意見(私の塾講師や受験での実体験、周囲の意見、twitterなどの世間の意見)をまとめています。

少しでも、みなさんの参考になれれば幸いです。

高瀬 志帆

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二月の勝者に学ぶ塾の合格実績の真実

塾のチラシを見たことがありますか?「御三家合格200名!」とか「難関国私立中学校1000名!」など、どのチラシにも、そうそうたる実績が書いてあり、こんなに合格者数が多いなら、きっと「よい塾に違いない!」と思わせられますよね。

しかし、塾のチラシの合格実績は、全く参考になりません。

理由は、一人が多くの中学に合格した場合でも、全て合格実績として数えられるからです。

例として、10人の塾生がいる教室で御三家の合格実績が3だった場合、10人中3人も御三家に行けるのなら、塾の教え方がよさそう!私の子供も大丈夫かも!?と感じませんか?

しかし、実は1人の非常に賢い生徒がいて、その1人が、開成・麻布・武蔵すべてに合格した場合でも、御三家の合格実績は3となります。10人で1人だとすると、塾の教え方にかかわらず、その子が天才だった可能性などもあり、その塾でよいかの確信が持てなくなりますよね。

さらに、塾の実績を怪しくしているのは、塾の公開テストを1度だけ受けに来ただけの子(いわゆる外部生)ですら、その後、受験に合格した場合に合格実績としてカウントする場合があるということです。

先の例で、10人の教室で1度だけ天才の子がテストを受けにきて、その後御三家にすべて合格した場合には、10人の中には一人も御三家に合格した子はいないことになります。

あなたは、それでもまだ塾のチラシの合格実績を参考に塾を選びますか?

塾の価値を5W1Hで分解して考察

塾選びのポイントの前に、そもそも塾のどこに価値を見出して我々はお金を払うのでしょうか?

もちろん、最終的には「子供の志望校合格」であり、その手前の学力(偏差値)向上です。口さがない人に言わせると「お金で成績を買っている」などと言いますが、その中には、結局、「頑張る子供の姿」があります。

ここでは、塾にいくと、なぜ頑張れるのか、なぜ効果的に成績を上げられるのかを5W1Hの観点で分解して、塾の価値を考えてみたいと思います。

When:いつ

勉強時間の観点です。

塾に通わせることで、家だけではなかなか難しい長時間の勉強を行うことができます。つまり、われわれ親は、塾に行くことにより長い時間勉強させることができるという点に価値を見出しているといえます。

Where:どこで

場所は勉強環境と考えるのがよいでしょう。

学校とは違い、塾は皆が勉強のためだけに来ています。先生も、周りの子供達も勉強だけがモノサシとなる環境です。子供が勉強するためには、学校とは違い、勉強することを子供自身があたりまえと思える環境が絶対に必要になります。

Who:だれが

塾は人なり。とはだれが言ったか(誰も言ってないかもしれません笑)ですが、塾側の目線で、塾の一番の資産は先生です。分かりやすく面白いカリスマ講師はもちろんですが、やはり、われわれ親目線でも、塾において「先生」は最も重要なファクターとなるでしょう

What:何を How:どのように

「何を、どのように」は、塾におきかえると、いわゆるノウハウでしょうか。志望校に合格させるノウハウ、メソッドというものが塾にはきっとあります。ちゃんと、子供を志望校にまで導くノウハウがあるのかどうか、ということです。後述しますが、ノウハウの有無を見るという意味では、冒頭で否定しましたが、合格実績は一つの指標となるかと思います。

Why:なぜ

最後に「なぜ」です。なぜ受験をするのか、なぜ勉強をするのか、子供が迷った時に、その動機付けを行ってくれるというのも、塾の大きな価値でしょう。志望校の相談で、塾が行かせたいところを推薦してくるのか、子供が本当に行きたい(または親が行かせたい)学校を勧めてくるのか、というところで、塾の価値が分かるかと思います。

絶対に後悔しない塾選びのポイント 3点

先ほどの親目線での塾の価値を、どのようにすれば外から評価できるかという考え方で塾選びのポイントを3点に絞り込んでいます。

学校の友達がいない/少ない

これは、「Where」。すなわち、(学校とは違う)勉強する環境を整えてあげられるかという観点でのポイントです。他のサイトなどでも家から遠くの方がよいなどと記載があったりしますが、それらも理由は同じで、遠ければ学校の友達が少なく、結果的に、学校とは違う環境となりやすいからです。

先生と子供の相性がよい

次に、「When」、「What」、「How」にあたるポイントです。先生と子供の相性はとても重要です。(現実的には、相性のよい先生に教えてもらえるかどうかは、分からないというのが悩ましいですが)

ここに「When」が入っているのは、長時間効果的な勉強を継続できるかどうかは、先生の手腕による部分が大きいからです。

先生と子供の相性は、塾では通常行っている体験授業で見てみるのが一番よいでしょう。

塾の合格実績の中に自分の志望する学校が入っている

冒頭、塾の合格実績は見るなというところから入っておきながら、矛盾したことを言いますが、その塾の実績に、自分の志望校があるかどうか(数の問題ではありません)は重要です。数は、全く参考になりませんが、有無(すなわち志望校に対する具体的なノウハウの有無)は、分かります。塾の実績を元に、ノウハウ(昨年度の教室からの合格者がいたか、ソノカリキュラムなど)の有無を聞けば、教えても貰えると思います。

おわりに

以上、塾選びのポイントを、塾の価値を分解し、分析することで改めて挙げてみました。

この記事のきっかけになった二月の勝者は、中学受験を目指す人には絶対に読んでもらいたい作品です。小学生からでも読んで内容が分かる上に、受験に対するモチベーションがハッキリあがります!塾費用を無駄にしないためにも、気軽に読めて場所を取らない電子書籍で、この機会に是非どうぞ!

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