【計算を楽にする裏ワザ⑦】かけ算で分解するって何?【計算プリント作成ツール付き】

【計算を楽にする裏ワザ⑦】かけ算で分解するって何?【計算プリント作成ツール付き】

数字の計算は得意ですか?

算数や数学、理科などのテストではもちろん、日常生活でも頻繁に使う計算。人生の色々なところで使う計算は非常に重要です。しかし、計算は面倒だから苦手!という方やお子さんも多いのではないのでしょうか?

しかし、一見、面倒な計算も、実はいくつかのコツさえ知っているだけで、非常に楽に計算出来ますよ!楽になれば、もちろん、速く、正確に出来るようになりますよ。計算ミスで悩んでいる人にも非常に効果的です!

このページでは、名著「ドラえもんの算数おもしろ攻略 計算がはやくできる」を参考に、そういった計算を楽にする裏ワザを紹介していきます。さらに、紹介した裏ワザを確実に使いこなせるようになる算数プリントも無料でダウンロードできるので、是非、出来るようになるまでやってみてください。

 

たし算引き算、かけ算わり算、分数小数のコツやミスしやすい点をどう解決するか、やさしくわかりやすく解説。あわせて中学入試問題の四則の初歩までとりあげた、大好評のドラえもん算数シリーズの9巻目。このページでは紹介しきれなかった細かな内容も漫画で分かりやすく説明してくれるので、文字が苦手な人でも絶対に出来るようになります!

計算のコツ解説

例題(25×24は、3秒あればできる!?)

今回は、次の問題を3秒で出来るようになるためのコツです。

例題:25×24 

どうすればよいか分かりますか?問題を見て、25×24なんて、ひっ算使わないと出来ないよ、、と考えた人は、是非、続きを見てみてください!ただし、この方法は、前の記事の発展版になります。まだ読んでない人は先にこちらをどうぞ!

解説(こうすれば楽に計算できる!)

この問題を見た時に最初に考えるべきことは、決して、「25×24は、」ではありません!

前回のキリのよい数字を作り出す、を読まれた方は、ラッキーナンバーの25が問題に含まれていることに気付けたでしょうか?気づいた人は素晴らしいです!!それが出来れば、この問題は、後少し、です。

こう考えましょう。「25はあるから、あとは4があれば、キリのいい100が作れるんだけどなぁ。4がないかな?

ただ、問題文にあるのは、24で4ではないですよね?では、どうしたらいいのでしょうか?

今回のポイントは、問題文の数字を分解することで、欲しい数字を作り出すことです。具体的には、24=4×6なので、24を4と6に分解してあげます!

例題の考え方:25×24 = 25 × 4×6

もともと、2つの数のかけ算の問題なのに、一度分解することで3つの数のかけ算になりました。でも、実はこれ、すっごく簡単になっているんです!!

分解したので、25×4が出来ていますね。そこから計算してみましょう!(25×4 =100というのは覚えていましたか?忘れてた人は、こちらを見なおしておきましょう)

例題の考え方の続き:25×4 × 6 = 100 × 6 = 600

あっさり暗算で出来ましたね。

類題(他にも例を見てみよう)

類題1:5×28×5

前から順に5×25、、としてはいけませんよ。まずは、ラッキーナンバーを探しましょう。

すると、5がありますね。しかも2つも!

単純に5の相手の2を探してもよいのですが、せっかく5が2つもあるので、その2つをかけてみましょう。

類題1の考え方:5×28×5 = 5×5 ×28 = 25 × 28

なんと、ラッキナンバーの25が生まれました!

では、続けて、25の相手の4を探しましょう。これは例題と同じですね。

28=4×7なので、分解すれば4が出てきます。

類題1の考え方(続き):25×28 = 25×4 × 7 = 100 × 7 = 700

類題2:15×24×5

これはどうでしょう?ラッキーナンバーの5はありますね。そのまま2を探してもよいのですが、15 = 5 ×3であることに気づけると、実は5がもう一つあることに気づけます。

類題2の考え方:15×24×5 = 5×3 ×24×5

これで5が2つになりました。

類題1と同じように、5×5を先にやると、25が生まれます。

類題2の考え方(続き):5×3 ×24×5 = 5×5 × 3×24 = 25 × 3×24

ここからは、先ほどと同様4を作り出します。24=4×6なので、4は素直にできそうですね。

類題2の考え方(続き):25 × 3×24 =25×3×4×6 = 25×4 ×3×6 = 100 ×18 = 1800

類題3:5×24×5×5

これはどうでしょう?ラッキーナンバーの5が3つあります。

ここでさっき、5が2つあったからかけたら25が生まれたことを思い出して、3つかけたらどうなるのかな?と思った人いますか?もしいたら、天才です!

類題3の考え方:5×24×5×5 = 5×5×5 × 24 = 125×24

5を3回かける(5×5×5)と、なんと125になります。ラッキーナンバーですね!

125があるのあれば、相手は、8です。8は24=8×3から出てきますね。

類題3の考え方(続き):125×24 = 125×8 ×3 = 1000 ×3 = 3000

25や125に関する数字は覚えておくと非常に楽になることが多いです。

(実は、3/4が0.75だったりと、分数や小数の問題でもよく出てきます。)

  • 5×5×5 = 125 (重要)
  • 25×5 = 125 (重要)
  • 25×2 = 50
  • 25×3 = 75 (重要)
  • 125×2 = 250
  • 125×3 = 375 (重要)
  • 125×4 = 500

まとめ(かけ算の中に5、25、125の倍数を見つけたら大チャンス。分解を使ってでもキリのいい数字を先に作り出そう)

かけ算で、5、25、125という3つの数字はラッキーナンバーです。お相手の2、4、8を見つけられると一気に計算が簡単になります。見つからなくても諦めるのは、まだ早いです。分解を使って、お相手を作り出せないか考えてみましょう!

これまでの裏ワザに比べて、この分解は少しだけ難しいです。しかし、慣れれば絶対出来るようになります。ぜひ、↓で紹介しているプリントを使って、出来るようになりましょう!

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全問、暗算でとけるようになるまで、繰り返し遊んでみましょう!

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